minimo-Nを車両展示台として活用する
minimo-Nモジュールは複数のモジュールを接続して、Nゲージの運転ができるモジュールレイアウトですが、1つもしくは2つ以上のモジュールを接続して車両の展示台としても使用可能です。
モジュールが1つあれば、1,2両の車両を並べることができます。また、コントローラーを接続すると先頭車両や室内灯を取り付けた車両はライトを点灯した状態で展示することができます。
長時間のライト点灯は車両の変形などを招く可能性があります。各メーカーの取り扱い説明書にも記載されていますが、使用時間については各自で注意してください。
ここでは、作成したモジュールに車両を並べて撮影したので紹介します。
2021年 GW更新
キハ58系(キハ65系)気動車
国鉄からJRまで日本各地で走っていた車両です。ベージュ(クリーム色)に赤色の国鉄色とも言われる塗装です。2両から10両を超える編成まで1両単位で増結でき、模型でも自由な組み合わせが可能です。
各線区ごとのカラーに塗装変更されており、模型でも各メーカーから多くの製品が発売されています。また、団体専用車両など改造車両も多く、ジョイフルトレインと呼ばれていました。手前の車両は関西から中国地方(鳥取)の「エーデル鳥取」や長野へのスキー列車「シュプール号」に使用された車両です。
キハ58系はTOMIX製の車両で、エーデル・シュプールはマイクロエースの製品です。
また今回使用したモジュールは、駅のモジュールと作成中の保線区のモジュールです。
駅のモジュールはページ上部のタイトル部分にも使用しているモジュールです。保線区モジュールは昨年から作成していますが、未だに未完成です。保線区用の車両など事業用車両を展示できればと考えて作成しています。
キハ58系(キハ65系)気動車、485系特急電車
次の青い車両は大阪から能登半島・和倉温泉を結んでいた「ゆぅトピア和倉」です。大阪から金沢までは特急「雷鳥」に併結され、金沢から和倉温泉までは単独で七尾線を走行していました。
先に紹介した「エーデル」と同じく「ゆぅトピア和倉」もキハ65の改造車両です。
雷鳥は485系特急電車で運用されており、TOMIXから製品化されています。この製品では485系の先頭車両がボンネット型の初期車となっています。
183系・485系特急電車、KTR8000
KTR8000系「タンゴディスカバリー」は、北近畿タンゴ鉄道(京都府北部の宮津から福知山、舞鶴、豊岡方面)の気動車で、2両編成×3の6連での運用やJRの特急「北近畿」に併結されて運用されていました。
現在は「丹後の海」として運用されています。
183系485系の北近畿と併結した編成で、TOMIXから製品化されています。写真の製品は183系・485系6両編成のセットとKTR8000系2両セットを使用しています。
183系・485系の先頭車はボンネット型ではなく、併結運転用に貫通形が採用されています。のちに貫通扉が廃止されるなど、製造時期、運用区によって形状が異なります。
キハ181系
北近畿と同じく大阪から豊岡、鳥取方面への特急「はまかぜ」で使用されていたキハ181系です。写真では、JR西日本更新色の塗装と、国鉄色の中間車の混成編成となっています。現在では189系へ置き換えされています。
模型はKATOから製品化されている更新車とTOMIXの国鉄色の中間車を使用しています。両メーカーでカプラ(連結器)が異なるので、TOMIXの車両はカプラを交換しています。
西武鉄道30000系
西武鉄道80000系ぐでたまスマイルトレインとコウペンちゃんはなまるトレインです。現在は「 DORAEMON-GO!」でドラえもんラッピングが走っています。アニメキャラクタのラッピング車両が実写でも鉄道模型でも増えています。関西ではJRの特急「はるか」や500系新幹線が「ハローキティ」ラッピングされています。
どちらもトミーテックの鉄道コレクションで製品化されています。最近は先頭車コレクションとして先頭車1両だけが販売されており、鉄道コレクションでも先頭車だけの販売もあります。Minimo-Nモジュールにで展示するにはぴったりの商品です。
今年もゴールデンウイーク中はイベントが中止になったので、車両を中心に紹介していく予定です。
2020年 GW更新
ピカチュウトレインと貨物列車
JR東日本のキハ100型気動車を改造した「POKÉMON with YOUトレイン」と貨物列車(コキ)を並べてみました。
「POKÉMON with YOUトレイン」はトミックスから発売されているもので、ヘッドライト、テールライト、室内灯が点灯する状態で製品化されています。写真でも室内に電気がついているのがわかります。
少し角度を変えて撮影してみました。貨物列車はコンテナ搭載が可能なコキ系統の車両に、トミックスの鉄道むすめコンテナを搭載しています。多くの種類のコンテナが発売されているので、コンテナを積み替えると見た目が大きく変わります。コンテナは比較的安価なので、積み替えて遊ぶこともできます。
モジュールの反対側から視点を変えて撮影してみました。人の目線や上空からの目線など、角度、方向を変えて撮影することができます。
923型と500系 新幹線
次は、新幹線2種を並べてみました。923型新幹線(ドクターイエロー)と500系(エヴァンゲリオン)ラッピングです。鉄道模型の曲線レールは実物の線路よりも急カーブになるので、線路周辺の情景を作る際には車両と情景パーツが接触しないように確認しながら作成しています。
新幹線923形電車は東海道・山陽新幹線用新幹線電気軌道総合試験車で走行しながら、線路や架線の状態を点検することができる車両です。模型では、トミックスとKATOから発売されていますが、写真はトミックス製品です。
500系新幹線エヴァンゲリオン プロジェクト「500 TYPE EVA」は、2015年11月7日から2018年5月13日まで山陽新幹線で運転されていました。山陽新幹線運行開始40周年ならびにテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』放送開始20周年記念のコラボレーション企画により実現しました。模型はトミックス製品です。
鉄橋モジュールでの撮影です。minimo-Nモジュールはモジュール単位で情景を作成しているので、複数枚のモジュールをつなげて、1つの情景を作成することもできますが、バンドー青少年科学館でのイベントのように複数の人が作成したモジュールをつなげると、いろいろな情景が連続する変化に富んだものになります。
組み合わせによっては、線路や道路が途中で途切れるといった不自然な情景になったりもしますが、いろいろな風景を気分に応じてつなげて遊ぶことができる利点もあります。タイトル部分の駅のモジュールは、3枚のモジュールで4両編成が停車できる駅を中心に作成しています。
103系と225系 通勤形電車
新幹線と同じようにカーブ区間で撮影しています。少し車両がカーブの内側に傾くようになっています。これはカントといって、列車が曲線を通過する際、外側に遠心力が働くことから外側レールを内側レールより高くなっています。これによって、安定してカーブ区間を通過できるように設定されます。鉄道模型でもカント付きレールが発売されており、minimo-Nのコーナーモジュールでも使用しています。
カントについての詳細は、インターネットで調べると詳細に説明されていますので、興味のある方は調べてみてください。
関西ではおなじみの通勤形2編成です。模型の103系は大阪環状線で2017年10月まで使用されていた車両です。模型は大阪の観光名所などのラッピングを施した「OSAKA POWER LOOP」ラッピング車両です。大阪環状線の103系はオレンジ色ですが、関西線は緑色、阪和線は青色と路線よって塗色が異なっていました。
225系は新快速などで使用されている車両で、関西空港線や福知山線でも快速電車として運用されています。模型は、225系6000番台で大阪から福知山方面への丹波路快速などで使用されています。
こちらも鉄橋モジュールでの撮影です。周辺の情景を無視して、1両をアップで撮影してみました。ヘッドライトが点灯するので、周りを少し暗くしライトが目立つようになります。
阪神電車
基本モジュールを3枚で作成した駅のモジュールです。基本モジュール1枚で2両分の長さがあるので6両編成までの車両を並べることができます。このモジュールはホームは4両編成分になっています。
この3枚のモジュールは2人で作成し、向かって右側と真ん中、左側の1枚で作成者が異なります。ホームの位置を決めてからの情景は各自で作成しています。
青色の車両は5500系リノベーション車両で、4両編成で普通電車として活躍しています。模型はトミーテックの鉄道コレクションをNゲージ化しています。
赤色の車両は8000系車両で、特急や急行として6両編成で活躍しています。模型はグリーンマックスの製品になります。
駅周辺の右端のモジュールには踏み切りや駅前の情景を作成しており、駅前のバス車庫からホームと車両を撮影してみました。もう一枚は、踏切から駅構内を向いて撮影しています。
このモジュールの建物や情景パーツ(電柱、踏切など)はトミーテックのジオラマコレクションを使用しています。最近はいろいろな建物やパーツが多くのメーカーから製品化され、簡単に情景を作成できます。しかし、高価な製品も多いので、ペーパークラフトなどと組み合わせて活用しています。ペーパークラフトは作ることも楽しめるので一度チャレンジしてみてください。
阪急電車
駅モジュールの中間でホーム部分になります。ビルが2棟あり、円筒形のビルはトミーテックのジオラマコレクションを使用し、もう1棟はペーパークラフトのビルを利用しています。駐車場の車もペーパークラフトで作成しています。
向かって左側が6300系の特急電車でKATOの製品です。右側も6300系ですが、京トレインと呼ばれる内装を京都の「和」と「モダン」をコンセプトにしたリニューアル車両です。京トレインは鉄道コレクションをNゲージ化しています。
まずは跨線橋付近から撮影してみました。minimo-Nの線路はKATO製ですが、トミックスの対向式ホームと跨線橋を使用しています。
ビルの間からホームと車両を撮影しています。撮影する報告を変えると全く違った雰囲気の写真になります。今のところホームや町に人がいないですが、人や小物パーツ(ベンチ、自動販売機)などが充実すると、また違う雰囲気になります。
南海電車 支線用車両
駅モジュールの左側のモジュールです。映画館と公園?を作成しています。映画館はトミーテックのジオラマコレクションの映画館を使用していますが、ポケモンのシールを張り付けたり、屋上にはカプセルトイのモンスターボールとポケモンを取り付けています。このモジュールはポケモンのカプセルトイを多く使用しています。
駅の端から中間のモジュールの跨線橋向きに撮影しています。ここに停車しているのは和歌山電鐵の「たま電車」と「いちご電車」です。どちらもトミーテックの鉄道コレクションをNゲージ化しています。もともと南海電鉄の貴志川線という支線でしたが、現在は和歌山電鐵となっています。
映画館と公園の間から駅向きに撮影しています。公園部分は100円ショップで購入した、青や白の小石を使用していますが、実物サイズに換算すると50cm以上の岩くらいのサイズになります。実際のサイズを気にせず、自由な発想で作成しています。
公園やホームから撮影した写真です。3枚で1つの駅モジュールですが、ほかの2枚とこのモジュールは作成した人が違います。なので、モジュールの雰囲気がまったく違ったものになっていますが、唯一、映画館があることでほかの2枚とつなげても違和感がないように思います。
最後に、赤い車両は、南海電車の支線である「加太さかな線」で「めでたいでんしゃ」として走っている車両です。ピンク色が「さち」青色が「かい」の愛称がついています。模型はマイクロエースから発売されているものです。現在は、3編成目(こども)の「なな」も走っており、同じくマイクロエースが製品化しています。
路面電車
コーナーモジュールには、路面電車とバス用道路があります。どちらもトミーテックの鉄道コレクション、バスコレクションを使用しているので、走行させることができます。路面電車はNゲージ化しているので、新幹線などほかの車両と同じように走行します。
路面電車の車両は富山ライトレールの車両で、トミーテックの鉄道むすめキャラクターラッピングが施されています。
バスコレクションは、道路上を走りますが、コントローラーがないので一定速度で走行します。磁石でバス停、速度の変更が可能なシステムになっています。今回のモジュールにはバス停や交差点を設けるスペースを確保できないので、一定速度で周回するようになっています。
バスコレクションは、全国各地のバスが製品化されています。
~ 本日でGWが終わります。。。時間のある時にモジュールと車両の紹介をしたいと思います。 ~
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